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パナソニック(旧松下電器産業株式会社)の中国社名


 白物家電やAV機器をはじめ総合エレクトロニクスメーカーで有名な松下電器産業株式会社は、パナソニック株式会社に変わります。そこで、中国語での社名を考えてみました。さてさて、実際にはどうなることでしょう。




パナソニック(旧松下電器産業株式会社)の中国語での社名は?


 白物家電やAV機器をはじめ総合エレクトロニクスメーカーで有名な松下電器産業株式会社は、

 2008年10月1日にパナソニック株式会社に社名変更されます。

 長年、白物家電で慣れ親しんできたNationalブランドもPanasonic(パナソニック)に一本化されます。



 特許などの名義変更や看板変更などに約300億円もかかるそうですが、「松下」や「ナショナル」の名への

 年間宣伝費200億円を考慮しても、社名変更をするだけの価値があると決断されたようです。



 ところで、中国における松下(パナソニック)の社名はどうなるのでしょうか。

 松下電器のままにするのでしょうか?

 でも、パナソニックとしては、「松下」という名を消して、グローバル・スタンダードをめざそうというのが

 主旨でしょうから、そのままということはないでしょうね。



 パナソニックの中国語社名を提案する前に、企業の中国における社名例を示し、

 なぜその中国語名になったのかを、「中国社名の成り立ち」で独自に考察してみました。


日本での企業名 中国での社名 中国語の読み 中国社名の成り立ち
松下電器 songxiadianqi (漢字なので)そのまま
三洋 sanyang そのまま
TOTO dongtao そのまま
オリンパス aolinbasi 発音優先
ニコン nikang 発音優先
日産 nisang 発音優先
ソニー suoni 発音優先
シャープ xiapu 発音優先
フォルクスワーゲン dazhong マーク優先
ボッシュ boshi 意味あり発音
キャノン jianeng 意味あり発音
ライブドア huolimen 発音にも意味あり



 上記における、「中国社名の成り立ち」で、

  「そのまま」とは、日本語の社名がそのまま漢字で使われたものです。

  「発音優先」とは、日本語読みしたときの発音を優先して、中国語は当て字にしたものです。

  「マーク優先」とは、フォルクスワーゲンのマークを、zhongの漢字になぞってつけたものです。

  「意味あり発音」とは、漢字自体に意味をもちつつも、日本語読みの発音も併せ持っているものです。
      
               (ボッシュの意味は「広く世に広める」、キャノンの意味は「良いもの」)

  「発音にも意味あり」とは、意味が日本語社名で、発音が新たな意味を持っているものです。



 ここで、群を抜いてすごいのは、ライブドアです。

 ライブドアでは、意味が「ライブドア」で、なんと発音が「ホリエモン」(ライブドア元社長名)です!

 これは、天才的な中国語変換です。これを考えた人には、脱帽です。



 このように、考察してみると、やはりカッコいい、うまい!と思えるのは、

 「意味あり発音」と「発音にも意味あり」です。

 しかし、これをパナソニックでするのは至難の業です。

 電子辞書を片手に調べてみましたが、良い漢字はありませんでした。



 そこで考えたのは、以下の4例です。

「パナソニック」の発音を優先して、漢字には全く意味はないものです。
「ナ」の部分だけ、上記例と変えたもので、下の2例でもこの「」でもいいかなと思ったので書きました。
あえて、松下の「松」(「ソ」)を入れました。どことなく、松下あなた(「二」)、(「ク」)がかかっているような、いないようなです。
「パナ」は意味がないです。ただ、外国の文字だと「パ」からは分かりそうです。「ソニック」で、あなたに(「ニ」)カッコよさを(「ク」)送ります(「ソ」)、と意味を持たせました。



 さあ、いかがでしょうか? とても難しい課題です。

 いずれにせよ、「パナ」には意味がないですが、外国のものだと理解できそうな漢字をあてはめました。

 あとは、「ソニック」をどうするかで、意味をもたせず発音だけにするのか、

 それともあえて、何らかの意味を持たせようとするのか、ここらへんも悩みどころです。



 数日間、考えに考えた末、4つ目の訳で、「あなたにクールさ(カッコよさ)を送ります。」と意味づけられる

 漢字を見出したときは、ヤッターと思いましたが、時間が経って考えると、パナソニックはやはり

 意味なしの発音優先になるだろうなというのが、率直な意見です。



 果てさて、ふたを開けてみると、どうなることやら。

 松下の社員のみなさん、驚きの社名を期待していますよ!



 グローバル展開を狙って、社名を変えたはずなのに、

 中国名は、松下電器のままだったなんてオチだけは勘弁してください。







 紹介した事項は、しおたにが独自に考えたもので、パナソニック株式会社とは一切関係ありません。




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