top > 献血で救える命もあるボランティア
現在の科学技術をもってしても、血液を人工的に作ることは不可能なんです。今も、血液を必要としている患者さんが全国にいます。献血に待ったはありません。あなたの少しの勇気で救える命がきっとあります。
不思議に思われるかもしれませんが、こんなにも科学技術が発達した現在でも、
人間の血液は人工的に作ることができないんです。
ES細胞による血液培養の研究も進んでいますが、まだ研究開発段階であり、
動物実験や副作用テスト、量産化の問題など多く課題が残されており、実用化されるのは、
まだ先の話です。
だからこそ、血液の供給は、献血に頼るしかないんです。
血液の需要に待ったはありません。
今も、輸血を必要としている患者さんは、全国に多くおられます。
献血ルームへ足を運ぶ、あなたの少しの勇気で、救える命があるのです。
街で献血車による全血献血も行っていますので、健康な方は献血にご協力をお願いします。
ところで、献血者の人数はどれぐらいだと思いますか?
一例をとって紹介しますと、大阪府では毎月3万1千人の方が献血されています。
でも、理想は、月4万5千人(1日1500人)必要で、約1万4千人が足りていません。
大阪府の人口はというと、約880万人です。
月割合で見ると、0.35%(=(3.1÷880)×100%)しか献血されていないことになるんです。
この割合を多いと見るか、少ないとみるかですが、病気で血液が必要な方の人数を考えると、
少ないというのが現状です。
とはいうものの、まずは献血者自身の健康が第一ですので、
無理をせずに、病気をしていないときに行いましょう。
献血は16歳から行えますので、若い方の献血が今後期待されます。
血液が患者さんに届けられるまでや、献血方法・基準、献血間隔、血液の利用については、
以下で、詳しくご紹介します。
1.採血後の血液が患者さんに届けられるまでの道のり
2.献血方法と、献血基準
3.献血間隔
4.血液の利用
紹介した事項により生じた不都合などには責任は負えませんので、くれぐれも自己責任でお願いします。
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